おでかけのまえに (福音館の幼児絵本)

筒井頼子 作・林 明子 絵/福音館書店

今日は楽しみにしていたピクニック。
あやこははりきってお手伝いするけれど、、、。

お弁当を詰めればぐちゃぐちゃだし、
パパのカバンは大爆発させちゃうし、
おとなしく鏡の前に座ったけれど、
もっときれいにしてみようと、お化粧しちゃったり・・・。

こういうこと、
どんな子どもでも多かれ少なかれ
何かしらあると思います。
大人から見ると
「ありがためいわく」ってやつなんですが(;^ω^)

その失敗の一つ一つを、
筒井頼子さんの温かいまなざしと
林明子さんの優しい絵が
すべてを優しく包み込んでくれるんです。

まるで魔法のよう(*´▽`*)

我が家でも息子&娘が小さい時、
本当によく読みました。
お化粧のページでは
くすくす笑ったりもしていましたが、
何よりも、
あやこの失敗を自分のようにドキドキ感じ、
「あーーー、やっちゃダメ、やっちゃダメ!!」
と、声をあげて、「あやこ」になっていました。

親目線でこの絵本を見ると、
あやこのお父さんとお母さんがすごい。
あやこの失敗を全く怒らない。
まさに、親の鏡!!
今どきの言葉でいうなら「神対応」(笑)
こんな余裕を持った気持ちで、
子どもに接したいなぁと思います。
…とか言って、なかなか難しいですけど・・・(;^ω^)

温かいまなざしを忘れずにいれば、
もっともっと子育ては幸せになる。

絵本のページ構成も素晴らしく、
ページをめくることで時間の経過を表していて、
まるでお手本のような絵本の作りです。
表紙から、扉(タイトルページ)、本文、裏表紙まで
ちゃんとお話がつながっているのも素晴らしい。

まあ、そんなウンチクことはともかく。

この絵本のような親にはなれないよー
っていう反省みないな気持ちじゃなくって、
もっと純粋に、
おもしろいなぁ、
なんか温かい気持ちになるなぁ(*´▽`*)
と、親子であたたかい幸せな気持ちになってくださいね♡

小さなお子さん~幼児さん向けの絵本、
最後の裏表紙までしっかり楽しんでくださーい!

本当に幸せな絵本です(*´▽`*)