デイビッド・スモール 作・藤本朝巳 訳
平凡社
木よう日、イモジェンが 目を さましたら、
なんと なんと、あたまの 上に
ツノが はえていました。
主人公の頭に生えたシカのツノ。
家族はびっくり、ママは「まあ、なんてこと!」って、倒れちゃう。
だけど、だけど、イモジェンはすっかり楽しんじゃってる!
弟のノーマンやお手伝いさんたちも、
しっかりこの事態を楽しんでるんです。
大騒ぎしているのはママだけ(笑)
おはなしの冒頭、イモジェンが
お家の階段の手すりを
滑り台みたいに降りるんですけど、
なんか楽しいことが始まりそうって、
ワクワクがスタート!
お家のシャンデリア(←いかにも外国って感じ!)に
角が引っかかったり、
ドーナツを角にたくさんぶら下げていたり、
角にろうそくをたくさん灯したり。
とても楽しくて、
読み手も聞き手(子ども)も
ワクワクでいっぱいになっちゃいます。
主人公たちは、
このありえない事態を思いっきり楽しんでて、
それに対比するように
ママが大騒ぎ。
その対比が、また面白いんですよね(≧▽≦)
そして、最後は・・・・?
それは読んでからのお楽しみ。
最後まで思いっきり楽しんでくださいね!
我が家の子どもたちも、いまだに大好きな絵本。
今でも毎年小学校や園で年に一度は読んでいます。
年中さん~年長さんくらいの
お話が楽しめるようになったお子さんから
長く楽しめます。
また、高学年、大人の方にも是非!
人生の中で、いろんなことが起こるけど、
こんな風に軽やかに生きていってほしいな、
そんな風に思います。