いわしくん

(菅原たくや 作/文化出版局)

主人公のいわしくん。
泳いだ、捕まった、売られた、、、

シンプルな言葉。
シンプルな絵。

だけど、なんと奥の深い物語なんでしょう。

小難しいことを言ってしまえば、
食物連鎖だったり、命のお話だったり、
まあ、そんなお話なんですが、
お説教とか正論を語るとかの「言葉」ではなく、
ただ感じてほしい。

絵本の最後

ぼくはおよいだ。

この一言に、
いわしくんの満足そうな顔に、
感じたことを言葉に表す必要もなく、
ただただしっかりと感じてほしいと思います。

大人たちも、子どもたちも。

心に深く深く根を下ろす。
ココロに感じる。
素晴らしい傑作絵本。

夏に、是非!!!