こんな町、つまんない!

(マーク・ローゼンタール 作絵/徳間書店)

「ぜーんぜん、なーんにも おこらないんだ、このまちじゃ!
たいくつで やってられないよ!」

主人公の男の子、退屈で空き缶をけってお話は始まります。

蹴とばしたこの空き缶が、ビューンと飛んで、ネコに当たり、ふぎゃーと泣いて、、、、
男の子の周りではいろんなことが起こるんです。

が、男の子はうつむいて、全然それに気づかない。
ずーーーっと、「つまんない」って言い続けてるんです(笑)
そのギャップが楽し~い♪(*´▽`*)

この次々起こる出来事が、
まるでNHK Eテレの「ピタゴラスイッチ」のピタゴラ装置のようで面白いんですよね~。
あれがこうなって、ああなって、、、
あれ、これ前のページのどれとつながってたんだっけ?
ページをめくったり、戻ったりする子どもはワクワク!!
我が家の子どもたちが小さい頃、かなりお気に入りの一冊でした。
とくにお気に入りはオレンジが転がるページ(*´▽`*)

マーク・ローゼンタールさんの絵も
ちょっぴり懐かしいおしゃれな感じ、レトロポップな感じで、
すごくいい味を出しています。

大勢の読み聞かせには不向きな本ですが、
こじんまりとした時や、親子で楽しんだりするのに
とっても楽しい絵本。
小さい子どもから楽しめて、どんな人でも楽しめる絵本です。

ps
この絵本を見ると、子どもの頃見たアニメ「トムとジェリー」の
赤ちゃんの話(分かる人いるかなぁ?)を思い出すのは私だけでしょうか?