ばしん!ばん!どかん!
ピーター・スピアー 作・わたなべしげお 訳
童話館出版

この本、お話ではありません。
擬音の本です。
擬音だらけです。
ていうか、ぜ~~んぶ擬音です。

例えば、表紙をめくって、タイトルページには
「しゅっぽしゅっぽしゅっぽ」 (汽車の機関車)
「かたかた ごとん かたかた ごとん かたかた ごとん  ・・・」(客車)
「しゅっ しゅっ しゅっ しゅっ」 (機関車の煙突)
「からん からん」 (機関車の鐘)
・・・
とまあ、こんな感じなんです。
ちなみに、このページには
他にも馬車や車、飛行機など大量の擬音が描いて(書いて)あります。

見開きごとにテーマがあって、
「おうちの中の音」のページや
「子どもの遊びの音」のページ
道具の音、自然の音、乗り物の音、スポーツの音・・・・などなど。

文字のレイアウトも面白い。

しかし、大人(読み手)は
「なんじゃこりゃぁ!!」
と言いたくなるような本なんです(笑)
読む方はたまったもんじゃありません。

「だだだだででででだだででん」
「るるるるるるる」
「どしん!どしん!どしん!どしん!」
「ちゅるるる ちゅるるる ちゅるる ぎいいっ! どさっ!」
…こんな感じが延々と続くわけですから。
(ちなみにこれは工事現場の音)
しかし!!
子ども、好きなんですよねぇ~~(*´▽`*)

私にとっては、
息子が2歳くらいの時にこの本にであい、
もう勘弁してくれーーー!!というほど読んだ思い出の本です(笑)
数年後、娘もこの本を読んでほしいと言った時には、
ああ、男の子だけじゃないんだ、と思いました。

音系(?)の本だと、
「もけらもけら」「がちゃがちゃどんどん」「かにつんつん」などがありますが、
これらの本は意味のない言葉(というわけでもないですし、素晴らしい本です)なのですが、
「ばしん!ばん!どかん!」は全部「音」を「ひらがな」にしたものなので、
比較的読みやすいと思います。

園や小学校で全体に読み聞かせる本ではありません。
お家で子どもと一緒に楽しむ本。
なんじゃこりゃあと言わず、頭を柔らかーーーくして
小さいお子さん~幼稚園児くらいまで、
ぜひ親子で楽しんでくださいね。

原書はいったいどんな風に書いてあるんだろう?そんな疑問もわいてくるし、
アメリカの本なので、日本になじみのない物の音もあります。
こんな本を絶妙な擬音で日本語訳して下さった
わたなべしげおさんって、素晴らしい!!

ps
この本は冨山房から1978年に初版が発売されたのですが、
息子くんが一番はまっていたころは絶版状態でした。
(図書館で何度も借りて読んでいました)
2004年に童話館出版から改訂版が発売。
改訂版が出たときは「童話館出版ばんざーい!!」と
踊るほど喜んだ我が家なのです(*´▽`*)