わたしのワンピース

(にしまきかやこ作絵/こぐま社)

初版は1969年のロングセラー絵本。
お家の方も読んだことあるって方多いんじゃないでしょうか?

まっしろなきれが、空から落ちてきて、
主人公はミシンでワンピースを作ります。

「ラララン ロロロン
わたしに にあうかしら」

お花畑に行けば、花柄模様のワンピース。
雨が降ってきたら、水玉模様のワンピース!

にしまきかやこさんの絵が素朴でかわいらしくて、
言葉のリズムがとても心地よく、
夢いっぱいの絵本です。

ワンピースだからって、女の子の絵本って大人は思いがちですが、
いえいえ、男の子でもこの絵本を楽しんでほしい!

実はうちの息子くんが2歳くらいの時のこと。
当時車の本が大好きで、乗り物がでてくる絵本ばかり読んでいました。
ある時、歯医者さんの待合で待っているとき。
偶然絵本コーナーにこの「わたしのワンピース」があって、
「え?これ?」って感じで読んだのが始まりなんですが。
あんなに車の本ばかりにしか興味を持たなかった息子が、
この本を読んでほしいとねだるんです。
歯医者さんって、治療に何か月もかかりますが、
行くたびに読んで持ってくるようになり、
結局、我が家の本棚に並ぶことになりました(*´▽`*)

絵本の世界に、男の子・女の子、性別なんて
あんまり関係ないんだと思った出来事です。

耳に心地よく響く言葉のリズム、
優しく広がる夢の世界。
是非親子で読んでほしい、あたたかい時間を過ごしてほしい。
そんな絵本です♪